ボチボチ、始動


私のMFは、山の公園と河川敷2個所です。
めちゃくちゃ近い訳でもありませんが、どちらも15分程度で現地に行けます。
また、山の公園から河川敷までも15分。1日で両方周る事ができます。

今年も例年通り、山の公園に鳥見に行きました。
結果から言うと、何も居ない。

近年此処は、野鳥が減っていますが、今シーズンは極端に少なく、
シロハラの声すらしません。
目的は、ルリちゃんでしたが、全く気配は無く、今年は会えませんでした。

さて今回は、昨年暮に撮ったMFの河川敷の状況を掲載します。
前回河川敷には、猛禽類が多く、小鳥の警戒心が強いと書きました。

●その後、暮れに鳥見に出かけましたが、途中すぐ横を低空で飛んでいく
 猛禽類に会いました。とっさにカメラを向けたのですが後ろ姿だけ。
 でも、特徴から直ぐに分かりました。ハイイロチュウヒ(雌タイプ)です。 ハイイロチュウヒ2312aa57s.jpg
腰の白さが際立ちます。
ハイイロチュウヒ2312ab57s.jpg

※ハイイロチュウヒは人気の鳥ですが、生息数はチュウヒの方が、
 圧倒的に少ないです。当地はチュウヒの越冬地なので、チュウヒの方が
 会える機会が多いので、ハイイロチュウヒの方が人気です。
 チュウヒは、種の保存法に指定されている程の希少種で、
 絶滅が危惧されています。そのチュウヒも最近少なくなってします。
 これ以上、環境が悪化しないよう保全をお願いしたいと切に感じます。

●その後、オオタカが遠くを飛んでました。遠すぎてお腹の斑も見えません。
オオタカ2312ab12s_e.jpg
※前回に加えて、これだけ多くの猛禽類が居たのでは小鳥さんの
 警戒心は極端に強くて、簡単には出てきてくれません。

猛禽類が増えて来たのは、ツグミの団体さんが来た為かな、なんて思ってます。
●ツグミの団体さんです。写真に写っているだけで26羽。
 この周りにもいるので、50羽くらいは居たのかな?。 
ツグミ2312bd57s.jpg
もうひしめき合ってます。
ツグミ2312be57s.jpg

●話は全く変わって次の写真。ホオジロ2羽の他に、もう1羽います。
 分かります。
ホオジロ2312ca45a.jpg
答えは最後の方に掲載します。

●私は、鳥さんが居る風景を撮るのも好きで、こういう写真も撮ります。
 山とシラサギ。
シラサギ2312aa57s.JPG
ただ、すぐに違和感を感じてしまうのです。拡大すると脚の先が黄色に見えます。
この特徴は白鷺の中で唯一、シラサギの名前が入っている鳥しかいないのですが・・。
光の関係かもしれないので、特定は出来ません。
シラサギ2312aa12s_e.JPG

河川敷の工事等があって、近年狩猟者の数が減ってきていますが、
そのせいなのか、MFのカモの数が徐々に増えています。

●ミコアイサも1羽確認出来ました。その横に居るのはスズガモだと思います。
ミコアイサ・スズガモ2312ba30s.jpg 
●遠くてよくわかりませんが、スズガモは、背中が換羽途中のように見えるので
 オス1回生殖羽移行中だと思います。
スズガモ(オス)2312aa12s.jpg
●この2羽と一緒に行動していた、カンムリカイツブリです。
 3羽しかいないのに、3羽共種類が違うってなんででしょう。
スズガモとカンムリカイツブリ2312ba20s.jpg


MFの河川敷は、鳥までの距離が遠くて、何が居るのか
良く分からないのですが、真面目に探すと。

●イカルチドリが居ました(右)。左はセグロセキレイです。
イカルチドリ2312aa20s.jpg

●すぐ近くにはシロチドリが。
シロチドリ2312aa20s.jpg

●その近くにはハマシギが。
ハマシギ2312aa20s.jpg
見つけて撮るたびに種類が違う。なんか変な感じでした。

●そして、上空にはカワアイサの群れが。今年も来てました。
カワアイサ2312aa57s.jpg

●モズも居ますけど、最近はモズもなかなか出てきてくれません。
モズ2312aa30s.jpg

●年が明けて、風も無く、どんよりとした曇りの日。こういう日は
 猛禽類が少ないので、小鳥も少し出てきてくれます。
 いつもは、もう少し下流にいるジョウビタキ(雌)この日は、近くでヒッヒッヒ。
 ”こんな子も居るよ”って教えてくれました。後ろに居るのはホオアカです。
ホオアカ・ジョウビタキ2401aa57s.jpg

●アオジも出てきました。
ホオアカ・アオジ2401ab35s.jpg
 
●ホオアカは2羽以上いるようで、手前を飛んでいるのもホオアカです。
ホオアカ2401ad40s.jpg
※ホオアカは春秋の渡りのシーズンには見られますが、越冬しているとは
 知りませんでした。

あと、イソシギ、クサシギも居ます。ミサゴは3羽居ます。
ただ、今シーズンはカシラダカが居ません。
年々少なくなって、今シーズンはゼロ。チョット心配です。

◎さて問題の答えは、アリスイでした。右下の葉っぱの所で擬態しています。
 良く見える所に出てきてくれました。
 今シーズンは、アリスイをよく見ます。同じ場所では無い所でも見るので
 何個体か越冬しているようです。
アリスイ2312cc25s.jpg

山の公園はダメですが、河川敷には色々居て結構楽しめます。

新年早々、大変な事が起こり被災された方々に、お見舞い申し上げます。
早く通常の日々が戻るよう、心から祈っています。

私の住んでいる場所も、明日起こっても不思議はない地域なので、
気を引き締めて、備えたいと思います。


〇今回の星空。

●初日の出ならぬ、初シリウス。(シリウスは太陽の次に明るい恒星です)。
0シリウス240101.0031(600mm)60→52縮小c1 1_2sec.jpg

●シリウスの近くには散開星団がいくつかあります。
1M50 240105.0059(55mm)60→52縮小c1 3sec 16枚合成.jpg

●その中から今回はM46とM47・NGC2423を撮ってみました。
6M46・M47 240101.0105(150mm)60→52縮小c1 1.6sec 16枚合成.jpg
NGC2425は、チョット無理でした。
8M46・47 240105.0114(400mm)60→52縮小c1 2sec 16枚合成.jpg

本年も宜しくお願い致します。

おしまい。

この記事へのコメント

2024年01月08日 10:57
お家とフィールドを線で結ぶと、ほぼ正三角形になるんですね。
いい位置関係ですね。根気の無い私は、確実に2ヶ所回りますね^^;
山の公園に鳥が居ないのも、何とも不思議ですね。食べ物が無いのかしら。
ハイイロチュウヒが足元から飛び出てびっくりした事があります。こんなに綺麗に撮れず、2枚目の構図でピンぼけでした。
ご質問の写真では、ベニマシコ雌かと思っていました^^;情けない(TT)
本年も、どうぞよろしくお願いします。
2024年01月08日 14:40
最初のお写真でアリスイを発見できました!^^
ハイイロチュウヒは確かに人気の猛禽ですが、チュウヒの方が
数が少ないとは知りませんでした。
ツグミの群は壮観ですね。MFでも増えてきましたが、此処まで
ひしめき合ってはいません。
其方でもホオアカを観察できるのですね。
近所の河川敷では今季カシラダカは1度、たった1羽を見たきりです。
2024年01月08日 19:56
この時期でもツグミが大群で居るのですね。
河川敷は色々な鳥が居て楽しいですね。
こちらだと公園の状況が良いので、そちらに人が多いです。
2024年01月08日 20:50
私も「〇〇シラサギ」にもう一度会いたいと思っています。
このスズガモの換羽状態は勉強になりそうで良いですね。
 先日も「変なカモ」を探しに行ったのですが真面な子ばかりで
成果は無かったです。
 ようやく川沿いでベニマシコに会えたのですが綺麗な
雄は撮り損ないました。
2024年01月10日 13:27
ひしめき合っているツグミが見られるなんて好い所ですね
いつも、1羽か2羽でいるところしか見たことないです
最近、鳥の巣を見つけては写真を撮りためています
ハイイロチュウヒやオオタカなどは、どんな巣を作るのでしょう
鳥たちの巣作りには感動を覚えます。
2024年01月18日 22:04
風神 さん、今晩は。
そうです。MF2箇所と家を線で結ぶと、ほぼ正三角形になります。
山の公園に行った時は、この三角形のルートを通って来ます。
山の公園は、自然豊かを売り文句にしていますが、
やっている事は、自然破壊ばかりですね。
ビジターセンターは”バードピア”と言って、バードウォッチングも
ここの売りなんですけどね。”此処は野鳥の空白地帯”と
何方かが言ってました。確かに公園の外の方が野鳥が
多いと思います。
恐らく、野鳥の餌になる昆虫等が少ないのでしょう。
繁殖時期には殺虫剤の空中散布。冬には除草剤の散布。
毎年やってます。
観察通路は、老朽化や台風被害で壊れても直す気はないようで、
自然を破壊する工事ばかりやってます。
なので、最近は殆ど行っていません。これも公園管理者の
考え方なんでしょう。
本当は、記事の中に書きたかったのですが、
文句ばかり言ってもしょうがないので自粛しましたが、
なんとか、昔に戻して欲しいです。

ハイイロチュウヒは、いきなりだったので、びっくりしましたが
なんとか撮れてました。
此処には、ベニマシコも居るのですが、今シーズンは
殆ど出てきてくれません。まあ、そのうち会えると思います。

本年も宜しくお願いします。
2024年01月18日 22:22
queso さん、今晩は。
アリスイ発見できましたか。流石ですね。難問だと思いましたが。
チュウヒの個体数は、国内に1000羽いるかどうかの希少種です。
年々少なくなっているようで、其のうち個体数がコウノトリと
逆転するかもしれません。
ツグミは、急に増えました。団体さんは来たばかりのようで
集団で行動しているようでした。
ホオアカの越冬個体は、MFでは初めて見ました。
queso さんの所では、よく見られるようで羨ましかった
のですが、私の所にも居たので嬉しかったです。
カシラダカは少なくなりました。以前は50羽とかの群れも
いたのですが、昔の話になってしまいました。
悲しいですね。
2024年01月18日 22:29
えれあ さん、今晩は。
ツグミは、今シーズン先発隊が来たのは早かったのですが、
団体さんが来たのは、結局例年通りという感じでした。
大河川(川幅1km)なので、河川敷も広いし、行けない所
知らない所が、まだまだあります。なので、何が居るのか
まだまだ知らないことが多いと思います。なので
結構楽しいです。最近はイワツバメが沢山飛んでます。
2024年01月18日 22:58
ramblin さん、今晩は。
この個体、遠くてはっきりしないのですが、特徴は、
「〇〇シラサギ」ですね。最近当地でも見られる機会が
増えたので、居ても不思議はないと思ってます。
スズガモも、もう少し近くで観察したいのですが、
近づくと直ぐに逃げるので、なかなか上手く行きません。
最近はMFの鴨も増えてきたのですが、鴨のいる場所に
オオタカがやってきて、何処かに行ってしまいました。
ただ、潜水鴨は、オオタカが来ても平気みたいです。
ベニマシコは、今シーズン少な目です。ただ見やすい時期は
これからなので、その内お会い出来る事を期待しています。
2024年01月18日 23:07
mitu さん、今晩は。
ツグミは、渡る時は集まって団体で渡るようです。
なので、冬に来る時と、春の帰る時には団体さんが見られます。
ハイイロチュウヒは日本では繁殖しないので分かりません。
オオタカは日本で繁殖しますが、巣は見たことないので
分かりませんが、鳶トビは木の上に巣を作るので、同じだと
思います。

プロフィール

ルリビタキ250126.jpg








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ほぼ全て遠州地方で

撮った写真を掲載

しています。