土星食
季節が進むのは早いもので、あと半月ほどで、今年も終わりです。
時間は不変ではなく、伸びたり縮んだりするという、アインシュタインの
相対性理論を思いつつ、自分の周りの時間は若いころに比べ2~3倍速く
進んでる感じがします。(相対性理論とは、全く関係ありませんけど)。
暑かった、夏も終わり、あっという間に過ぎた秋。今はもう完全に冬、
毎日強風が吹き荒れ、体感的には真冬です。
ただ、鳥さんは何処かで止まってしまったようで、まだツグミも来ていません。
というか、風が強すぎ居ても分かりません。
◎さて、12月8日に月が土星を隠す、土星食がありました。
この日は、寒くて最高気温は10℃に届きませんでした。
真夜中では、ないのですが、寒かったです。
●食開始18時18分。地球照を入れたかったので、ssは長めに設定しました。
月の上にあるのが土星です。
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●食終了19時00分。
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●食終了後にssを短めにして撮りました。
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拡大すると、細い環が確認出来ました。
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これだけ写るのなら、最初からこの設定にした方が良かったかも、
といっても後の祭りで、次回は2037年です。
(2025/2/1にもありますが、昼間なので観測出来ません)。
◎鳥さんは、殆ど撮れません。
風が強いし、この子とよく合うし。
●オオタカ亜成鳥です。


●元気なのはヒヨドリとムクドリ(カラス・トビ)くらいです。
たまには、ヒヨドリ。風が強くて上手く止まれません。

※他の鳥が全く居ない訳ではないのですが、飛んで数秒で草むらに入って
しまうので撮れません。ベニマシコも姿は見ましたが撮れませんでした。
●今年も越冬ツバメは来ているようで、時折見られます。
ただ数は、まだ少ないです。この写真にも何羽か写ってます。
ツグミは居ないのに燕は来てる、なんか変ですね。
●いつも居るイソシギです。クサシギも居ますけど警戒心は強いです。

〇今回の星空。
オリオン座です。
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オリオン座の3つ星の下にM42とM43の散光星雲があります。
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この散光星雲を光らせているのは、トラペジウムと呼ばれる4つ若いの星です。
(暗い星まで入れるともう少し多いそうです)私の機材では4つしか分かりません。
赤の四角は5倍に拡大しています。目盛りは角度です。
AとBは20秒角程度しかありません。
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おしまい。
この記事へのコメント
見たどの画像よりも、綺麗に撮れてます。さすがです(^^)v
地球照があると、月は丸くその中を通過するというのが、改めて実感しますね。
腕次第で環まで見れるんですね。いやあ~感服致しました(^^)
オリオン座の散光星雲は、0.5秒でそれだけ色合いが変わるんですね。
冬は空気が澄んで天体観察に適しているのでしょうね。
強風にめげずに枝につかまるヒヨドリが健気です。
オオタカは風の強い日も飛翔していることがありますね。
MFの河川敷でも毎回のようにベニマシコの声を聞くのですが
まだあちこちに食べ物となるセイタカアワダチソウの種があるので
なかなか姿を見せてくれません。
お写真を見て素晴らしいと思いました。今夜の満月は
とても綺麗でした。
昨日隣町の公園でオオタカ幼鳥の水浴びを見ました。
土星食は、食中の露出を長くしすぎた気もしますが、
まあまあ撮れたと思います。
土星の環は、月が明るすぎて撮れないと思ってましたが
写ってましたね。良かったです。
オリオン座の散光星雲の色は露出時間の差ではありません。
星雲は、赤を出したかったので、ホワイトバランスを8000K
に設定し、青をカットしています。
トラペジウムは、若い青い星なので、ホワイトバランスを
AUTOに設定し、青も写るようにしています。
ということで、色合いが違っています。
土星の環は、今年は細いので写らないと思いましたが、
写りましたね。来年2025年は環が消える年になります。
ツグミが、まだ来ないので、ヒヨドリばかり目立ちます。
風が強いので、小鳥の出は最悪で、私もベニマシコが
撮れないです。(姿は見ました)。
ベニマシコは、群れで居るときの警戒心は、それほどでもない
のですが、単独だと警戒心が強いです。
それだけ、今年は数が少ないという事だと思います。
星は子供の頃から興味があって、天文ガイドという
雑誌を購読してました。
機材やアプリは星用に1円も使っていません。
全て鳥用の機材です。
あるもので、色々試すのも結構楽しいです。
最近はオートガイドなどの機材が販売されていますが
全く興味がありません。
考えたり、調べたりするのが楽しいです。これは鳥見も
同じですね。
今年はハイタカを、あまり見ないのですが、
どうも隠れているだけで、居ないわけではなさそうです。